2020/02/26 11:32
遠州織物との出会ったのは、2011年春。
当時仏具の商品開発で付属アイテムである風呂敷の素材を探し求めていたところ、
遠州木綿で仕立てられた雑貨に出会い、
手に触れたときの風合いがなんともあたたかくて、
すぐさま問屋さんから生地サンプルを取り寄せたこと、
9年経った今でも鮮明に覚えている。
出会ったあの日から
今でも風呂敷として仕立て続けている遠州木綿は、
いつもそばにいます。
『kocchi』として織物創作をはじめた2017年の夏、
遠州織物組合とご縁がつながり、
木綿はじめ、麻や帆布、別珍やコーデュロイなどの
織物産地としても盛んであることを知り、
遠州織物の多様性と奥深さ...
出会う織元さんや手に触れる織物から教わる日々。
昨秋、ご縁いただき
遠州木綿の織元『池沼織工房 千織』さんを訪ねました。
9年前のあの日、
こころに惹かれた遠州木綿を織っている織元さんに
9年越しにお会いできたこと、
あの出会いがあったからこそ、
今の『kocchi』がいるということ、
言葉にならない感情が込みあがるばかり。
『池沼織工房 千織』さんのWEBサイトのなかでも
https://hatayachiori.shop-pro.jp/
ご紹介されている『遠州木綿ができるまで』をぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=6sAQTE1BwQE&feature=emb_logo
カタカタカタ....
織機の音が日常に溶け込んで
一本一本の糸から布へ
紡がれて、織られて、色づいてゆく布。
あの日出会った
包み込まれるあたたかみは、
手しごとのあたたかみであることを、
改めて教わります。